北京小景

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そのあと、ジンルーファンが 何に乗って行くの? 路線は? 入場券買う時は? 帰るときの方法は? などと、聞いてくれた。 後で気付いたけど、必要な語彙を復習させてくれていたんだ。 二人はバス停までついて来てくれた。 これでも「一人で行った」ことになるんだろうか。 また晴美姐さんに怒られそう。 リーツイが、大きく手を振ってくれた。 ジンルーファンは、ちょっとだけ手を上げてくれた。 彼は、表情があまり変わらない。クールというのとも違う。穏やかでフワッとしている。 そして、ひょろっとしてて異様に薄着なので見つけやすい。 顔が緩みそうになるのをこらえ、 バッグを握り締めた。
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