15人が本棚に入れています
本棚に追加
そのあと、ジンルーファンが
何に乗って行くの?
路線は?
入場券買う時は?
帰るときの方法は?
などと、聞いてくれた。
後で気付いたけど、必要な語彙を復習させてくれていたんだ。
二人はバス停までついて来てくれた。
これでも「一人で行った」ことになるんだろうか。
また晴美姐さんに怒られそう。
リーツイが、大きく手を振ってくれた。
ジンルーファンは、ちょっとだけ手を上げてくれた。
彼は、表情があまり変わらない。クールというのとも違う。穏やかでフワッとしている。
そして、ひょろっとしてて異様に薄着なので見つけやすい。
顔が緩みそうになるのをこらえ、
バッグを握り締めた。
最初のコメントを投稿しよう!