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「うっ…」
目が覚めたら、自分の部屋のベッドの上だった。
カーテンの隙間から射し込むのはオレンジ色の光。
ゆっくりと体を起こす。
うん。どう見渡しても俺の部屋だ。
何だ、さっきの夢か。
だよね。じゃないと見知らぬ男達がいきなり現れるなんて………ないない。
………疲れてんのかな、俺。
我ながら頭を抱える。
まぁ、夢なんて非現実的なことの方が多かったりするわけで。
………そうなると俺、非現実的な事を望んでるんだろうか。
とにかく、せっかくの休みをこんな寝て過ごしてる場合じゃないよ。
そこまで思って、ようやく立ち上がる。
部屋を出てリビングへ。
珍しくメイドや執事達を見かけないな、なんて思いながらリビングのドアを開けた。
…………そして、そのまま閉めた。
えー。待て待て。
何かいた。というか、誰かいたよ?
ここ俺の家だよね?
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