story.1

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落ち着け、俺。 ドアを開けたら、見知らぬ男達がいました? ないよ。ないない。 そんなまさか、小説や漫画やアニメの世界じゃあるまいし。 そうだ。今のは今日見た夢のせいだ。幻覚だ。 ふっ。やっぱり疲れてんだな、俺。 半ば無理矢理に自分に言い聞かせ、再びドアを開けた。 そして、再び閉め………ようとした。 だけど、ドアをガッと掴まれて閉められない。 目の前の笑顔の男のせいで。 「あ、どうも~…」 「どうも」 「「…………」」 素晴らしい笑顔のイケメンと明らか笑顔が張り付いてる俺。 素早くドアを閉めようとしたのに、ピクリとも動かない。 目の前のイケメンさんは力入れてるようにも見えないのに…。 ど ん だ け 怪 力 な ん だ よ。 ぐぬぬっと両手で力一杯閉めようとする俺を嘲笑うかのように、イケメンさんはもう片方の手で俺を中に引きずり込んだ。 え、何。俺、死ぬの? .
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