第四章 朝

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「それじゃ、部長は独身なのか?」  いいえ、と屋敷は湊を見ながら首を振る。 「そこが難しいとこなんですよ」 と濁して言う屋敷に、 「お前なんでも知ってるんだな」 と厭味まじりに言ってみたが、 「ええ。  明路さんのことならなんでも」 と笑顔で返された。
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