幻の第1話

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思えば、どうしてこうなったんだろう… きっかけを考えてみても浮かばないまま。 1.始まり始まり! 放課後、もうすぐ部活が始まる。私は麻愛と千穂の三人でふざけてた。 そんで確か腕相撲してたんだよな で、ふざけ半分だったんだけど、私ずっと負けてて… 璃「きゃあ 勝てない !助けて!」 当然、何気なくはなった言葉だったんだ。 いつもなら何も起こらない… 起こらない… ガッシャン ドン ガラッ 「「「助けに来たよ(キラッ)」」」 え? え? えええ? 璃「ええと__?」 じょ、状況を整理しよう… え、えっと、まず窓から血みどろ(!)で部屋に飛び込んでいらっしゃったのは… 同じクラスの… 四文字くん…? 続きまして… 天井を突き破って上から参られたのは… これまた同じクラスの… ごめんってくん…? さ、最後に教室の後ろのドアを、素晴らしい勢いで開けて入ってこられたのは… やはり同じクラスの… 三文字くん…? 璃「ええと… 何ですかね … どうされました…? 」 四「だから、助けに来た よ(キラッ)」 四文字くん、よく見るとイケメンなお顔でニッコリ… 三「腕相撲で勝てないん だよね?」 三文字くんも妙な事を… ご「頑張れー!」 きゅ、急ですね!? もう、もはや腕相撲どころじゃねえよこれ… あわてふためく私達。 麻愛と千穂が、どういうこと?みたいな視線を送ってくる。 いや私もわからんから… 確か、その時は結局腕相撲しなかったような…
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