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はじめて妹と面会したとき、私に衝撃が走った。
産まれてきた妹はそんな考えをを吹っ飛ばすほど可愛かったのだ。
頭に渦を巻いていた妹との13歳の歳の差の事や、両親のお楽しみ事情。
考えるのが馬鹿らしくなるほどの愛おしさだった。
顔をくしゃくしゃにし、「ほにゃぁ」と蚊の泣くような声で泣き(思いっきり泣いたときは、こんな小さな身体からどうやって発しているのか解らないほどの鼓膜を破きにかかっているとしか思えない声量のときもあったが…)私の小指を握るしかないほどの手で一生懸命、これでもかと言うような動きできゅっと握ってくるこの愛らしさ。
あぁ、両親がこれ程まで新しい命を心待ちにしているのがわかった気がした。
うちの妹は、世界一…いや、宇宙一可愛いと思った。
親バカ…いや、姉バカの誕生であった。
だが、そんな幸せな日々は長くは続かなかった。
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