昨日の一日

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こっから先はめんどいから飛んで放課後…… え? 何あったかに気なる? そんなん普通に授業とかやよ ……昼休みに少しサンドバックにされたりしたけど あ、せやせや 僕殺気出せたりするけど、学校じゃ根暗として通ってるからな? 気味の悪い根暗……やとよ 髪の毛白やしなあ…… っと、んなことは置いといて っと……はよ帰ろか サンドバックにされた痛みで よろよろと立ち上がった僕の目の前に 爽やか君が現れた しかも、扉の前にドドーンと立ってるから通られへんし…… 白「なあ、どいてくれへん……? 僕、帰りたいねん」 押し通るって言う案もあるんよ? でも僕、非常識やないからそんなんしいひんよ 心の中でどや顔をしながらそんな事をしていると、目の前には顔を真っ赤にして怒る爽やか君がおった…… ってえ? なんで怒ってんの? 善「ちょっと、白兎!!! 無視は酷いよ!!?」 どや顔してた間に話しかけられとったみたいで……無視しとったらしい 一応、謝らなうるさいでな…… 白「……ごめん」 少し棒読みっぽくなりつつも謝ると、爽やか君は笑顔になった 今や、今やったら通れる……ッ!! そう確信した僕は 扉と爽やか君との隙間にスッと入り 教室から抜け出し走った 善「……あッ!!? 白兎、待ってよ!!!!!」 何か考えてたのか、爽やか君は 僕が教室から抜け出したのに少し気付くのに遅れながらも、僕を追いかけて走った
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