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白「爽やか君、追いかけてこんといてやあ!!」
なんか軽くホラーやねん!!
まるで、ゾンビを彷彿させるような……
僕ホラー嫌いやのにいいいいいいッッ!!!!!!!!
後ろから追いかけてくる爽やか君を、なるべく見いひんようにしてダッシュしたんやけど……信号に捕まってしまった
ここまでか……
と、諦めモード全開にしとると後ろから
善「ちょっ、なに!!? これ!!!!」
と慌ててる声が聞こえたから少し後ろを向く……
と、光っているよーわからん物体に
吸い込まれている爽やか君を見てしまった。
白「僕はなんも見てへんで……
そうや、爽やか君が訳のわからんもんに吸い込まれてるんなんか見てへん…」
とブツブツと念仏みたいに唱えまくる
と、目の前におったはずの爽やか君はおらんなっていた
白「……僕はなんも知らへん」
最後にそう呟くと、青に変わった信号を渡るために一歩踏み出す
その瞬間、僕の体のすぐそこまで迫った車がおった
普段の僕なら、簡単によけれてた筈やねん
それやのに……
足が石になったかのように動かんかった
ああ、今まで人を殺すような仕事しとった僕に対する罰か…
そして、僕の体はバキィッっと鈍い音を立てながら飛ばされ、視界が……赤黒く、染まったり…………
僕の意識はなくなった――
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