79人が本棚に入れています
本棚に追加
光が収まると、真っ暗な場所におった……
白「って、暗すぎへん? これ……」
ん? なんやろ……僕の声が、通常より高い……?
暗闇で目が慣れてきたから、自分の体を見てみると
手がいつもより小さいし、声も変声期前の声や……
ここから導かれるんは
白「僕、幼なった……?」
なんや少しショックや……
『はーくと君!!』
っうわ!!? なんや、これ
頭にゼウスさんの声が響く……
これも魔法の一部なんかな?
ゼ『頭の中で
繋がれっ!!
って思ってごらん?』
んー……っと、こう?
白『繋がっ……た?』
少し不安や……初めてやし
上手く出来とるかな……?
ゼ『出来てるよっ
一発で出来るなんて凄いね』
褒められた……
うれ、しい
白『……ありがと
せや、どうしたん?』
急に頭にゼウスさんの声聞こえて驚いたけど、何か用事あったんやろ?
ゼ『そうだっ!
あのね、説明……するの忘れてたんだけど
君の体に魔力を与えることはできたんだけど……』
だけど……?
ゼ『すぐに全部与えると危ないから、5歳児からになる……
って事を伝えてなかったんだ』
あ、せやから僕の手小さくて声高いんや
納得、納得
白『別にええよ?
ゼウスさんも忙しい身やろ?
せやのに、僕のためにこんなにしてくれてありがとう』
僕だけ贔屓してるみたいに見えてくるわ
ゼ『いいのいいの! 気にしないで、ね?』
白『……むう』
僕だけこんなにしてもろて……なんや悪いわ
ゼ『……あ、ならさ!
頼み事、してもいいかい?』
白『エエに決まってるやん!!』
頼み事って何やろ……
少しだけ、楽しみや
最初のコメントを投稿しよう!