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ゼ「あぁ、ごめんよ」
今思い出したかのような声を出しながら謝る声が聞こえる方へ目をやると……
白い服を身に纏った20代ぐらい青年がおった
光が入ると綺麗に輝く金色の髪に、透き通るような蒼色の眼……
道を歩けば誰もが振り返るような顔
白「ゼウスさん、イケメンやなあ……」
男の僕でも見惚れるような顔を見ながらぼそっと呟く僕にゼウスさんは
ゼ「白兎君はイケメンと言うより……」
ゼウスは間を空け
わざわざ僕の目を見ながら
ゼ「ショタっぽいね」
と無駄に爽やかに笑いながら言うてくる
白「ショタっぽいってどない言うことやねん
僕はこれでも高1やで……?」
と呆れながらゼウスさんに言うてるけど内心は、すっごい怒鳴りたい衝動に駆らとる
それもまあ、当たり前やろう
高校生にもなってショタっぽいなんか言われるとか、屈辱でしかない……
身長低いからショタっぽい言われるんかな
僕いつも先頭やし……
ゼ「ご、ごめんね……?」
頭ん中でグチグチと文句を言うてると
ゼウスさんが涙目になりながら謝ってくる
グチグチと文句言いながら黒いオーラを無意識に纏ってた僕は
さっきとは違い真面目に謝るゼウスを見て
白「……真剣に謝ってくれたし、許すよ……」
と小声で言うと、疑問に思っとったことをたずねた
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