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「・・・・キレイ」
水面に映り込む月が青く輝いている。
「うん・・・こっち座れば?」
巧はどこからともなくレジャーシートをだし、狭い砂浜の真ん中にそれを敷いた。
言われるまま腰を下ろす。
巧は寝ころび上を見上げている。
それに釣られ、空を見上げれば満天の星。
グラッ・・・
私の世界が揺れる。
重たくなる頭。
ぼやける視界。
声を出そうにも・・・・。
横目に入った巧の顔はどこか喜んでいた。
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