第7話

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『ふみこ・・・お前の全てをオレに見せてくれ』 巧の声が背後から聞こえる。 目を開けたい。 でも開かない。 言葉を発したい。 でも何も言えない。 自分でも分からない。 でも、この手の痛さはホンモノ。 そして後ろにいるであろう巧もホンモノ。 『さぁ、力を抜いて・・・』 巧は私の背後から胸を優しく揉んでいる。 素肌に巧の体温を感じる。 そう、きっと私は何も身に着けていない。
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