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『ふみこ・・・お前の全てをオレに見せてくれ』
巧の声が背後から聞こえる。
目を開けたい。
でも開かない。
言葉を発したい。
でも何も言えない。
自分でも分からない。
でも、この手の痛さはホンモノ。
そして後ろにいるであろう巧もホンモノ。
『さぁ、力を抜いて・・・』
巧は私の背後から胸を優しく揉んでいる。
素肌に巧の体温を感じる。
そう、きっと私は何も身に着けていない。
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