激動の王道革命

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「やー、灯月くんがね?王d……柊くんたちと仲良くしたがってたからさぁ。内緒でお手伝い、って思ったんだけど裏目に出ちゃったかなぁ」 結局、浅葱と多々良の席には灯月、柊、菊沢に永村までも一緒することになった。 浅葱が先刻の説明を菊沢にしているのだが、テーブルの下ではゲシゲシと灯月に蹴りをいれられている。 それに反撃しながらも、表情はお互いに笑顔である。 たまに、浅葱の隣に座っている多々良もそのテーブル下の戦いに参戦していたりする。 「ふん、お前いいヤツなんだな」 「ぶふっ!!」 何この子、意外に素直!!とまたもや吹き出す浅葱。 そんな浅葱を不機嫌そうな顔で見る……が、どうやら眉間のシワは常にあるためにそんな顔になっているんだと気付く。 急に吹き出した浅葱に怪訝そうな顔をして、さらにシワが濃くなっているのは確かだが。 とりあえずご飯頼みなよー、という浅葱の言葉に、ただ座っただけだった4人はそれぞれタッチパネルを操作する。 「柊くんはオムライス食べなよぉ」 「オススメオススメ」 「……うまいのか?」 「(王道的に)最高だよ柊くん!!」 浅葱と多々良の勧めるオムライスに、不思議そうに首を傾げる柊。 そんな柊に灯月はとても嬉しそうにhshsしている。
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