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「一気に決める!くらえ!ブラストグングニル!」
バルスの槍にとてつもない量の炎が集まり凝縮されていき、
その塊が、本来の槍よりふた回りも大きくなった槍をペルに向かって
ぶん投げた、それはすごい速さでペルに向かっていったが、ペルは全く焦っていなかった
「これはなかなかの技をお持ちで、私はまだ自分の力を把握しきれて ないもので、手加減できませんかもしれませんが、
黒波【こくは】!
ペルが右手を槍が来た方向にかざし、魔法を唱えると、
一瞬で、バルスの槍をかき消した。
その圧力で、槍を放ったバルス自身も吹っ飛び、また結界にぶつかった。
「ぐっこの技を破った者は未だかつていなかった、お主の言うことを
信じようではないか、お主の勝ちだ」
バルスは、もう戦闘ができる状態ではなかった、ペルの攻撃が強すぎ
て、鎧が欠けていた
この鎧は魔力さえあれば、何度でも回復するので問題なく、槍などの
魔武器も同様であった
「そうですか、ではお願いがあります。私が呼んだとき、助けに来てください。
また、国に危機が訪れた時も呼んでください
すぐに駆けつけましょう、私はまた旅に出るので、連絡先を教えて ください」
ペルはブレイブを解き、バルスに手短に話した
バルスは、ペルをもてなそうとしたが、悪魔なんかにと、幹部たちに
不安を募らせないようにペルは丁重に素早く断った
そして、二日三日、街をぶらぶらし、ペルはグランバルス王国を去った
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