戦闘開始~START A REVOLUTION~

14/31
前へ
/116ページ
次へ
「一気に決める!くらえ!ブラストグングニル!」 バルスの槍にとてつもない量の炎が集まり凝縮されていき、 その塊が、本来の槍よりふた回りも大きくなった槍をペルに向かって ぶん投げた、それはすごい速さでペルに向かっていったが、ペルは全く焦っていなかった 「これはなかなかの技をお持ちで、私はまだ自分の力を把握しきれて ないもので、手加減できませんかもしれませんが、  黒波【こくは】! ペルが右手を槍が来た方向にかざし、魔法を唱えると、 一瞬で、バルスの槍をかき消した。 その圧力で、槍を放ったバルス自身も吹っ飛び、また結界にぶつかった。 「ぐっこの技を破った者は未だかつていなかった、お主の言うことを 信じようではないか、お主の勝ちだ」 バルスは、もう戦闘ができる状態ではなかった、ペルの攻撃が強すぎ て、鎧が欠けていた この鎧は魔力さえあれば、何度でも回復するので問題なく、槍などの 魔武器も同様であった 「そうですか、ではお願いがあります。私が呼んだとき、助けに来てください。  また、国に危機が訪れた時も呼んでください  すぐに駆けつけましょう、私はまた旅に出るので、連絡先を教えて ください」 ペルはブレイブを解き、バルスに手短に話した バルスは、ペルをもてなそうとしたが、悪魔なんかにと、幹部たちに 不安を募らせないようにペルは丁重に素早く断った そして、二日三日、街をぶらぶらし、ペルはグランバルス王国を去った
/116ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加