第7話

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いつものように講義が終わった後、輝一と学食を食べ、ぼんやりガラス越しに外の風景を見ていると、美優子が数人の女友達と通り過ぎて行った。 美優子を眼で追っていると 「勝哉。俺、ソロソロ行くよ」 デートの時間だと言わんばかりの輝一が席を立とうとしたので、少しだけ美優子の事を聞いて見る事にした。 「なあ。輝一。お前、婚約しているって聞いたけど本当なのか?」 既に席を立っていた輝一が俺の質問が意外だったらしく、もう一度席に座り直した。 「そうか。お前、知っていたのか。まぁな。そんなとこだ」 「でもさ、その婚約者とデートしているわけじゃないんだろ?」 「ああ。俺は幅広く色んな子と遊びたいからね。何が嬉しくて婚約者とデートしなきゃいけないんだよ」 輝一の感覚が分からなかった。
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