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若し守れなければ予測が外れても責任は負いかねません。次の日吾郎は社長にその事を伝えた。社長は
「山崎君、どんな事があろうとゴールドステージを活用すべきや。」
「すぐにYESをだしてくれ。そして、先ずはゴールドステージの予測を試してみようや。確認できたら一発勝負しよう。」
吾郎は早速サイトにアクセスしYESを出した。そして地方競馬でその効果を試した。レースは指定され大穴予想も無くなったが。100%の的中だった。お試しも限りがあり5回以内とされた。社長のGOサインが出て、サイトの要望をに応える事に承諾し、前もって予想を入手した。入手した予想は次の日曜の重賞1レースのみで、社員全員がすべき要望は首をかしげたくなる内容だった。
しかし、社長は社員全員に協力するよう他言しないよう命じた。要望に応じる事で引替に出てきたレースは日曜日の重賞1レースのみだった。要望を実行すべきする日も日曜のレース開始直前だった。
山崎、社長も何故このようなサイトが存在し、無意味に近い要望を出すのかに対し疑問を抱く事もなかった。目の前にぶら下げられた人参に対し馬車馬の如く走りつづけるだけであった。
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