AカップとFカップ

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side ジョーカー 周りの奴らの目が一カ所に集中したのを感じて、目の前で飛んでいたビーチボールから目を離した。 ぽふ 細かな砂に音を吸収されて、ビーチボールが静かに着地する。 「はぁ………はぁ……あぅっ!…………ううぅぅぅ……」 鈍臭い秋が更衣室からよたよたと走って、砂に足を絡め取られて転んだところだった。俺は、秋が見られていると気付き、まさか……と周りを見回す。 「うぅ……なんでみんな見るの……?」 起き上がった秋は、黒のフリルのついた色っぽい感じの水着を着て、なんだかいつもと雰囲気が違う。やっぱり、見ているのは男ばかりだ。 「…………ぇ?」 ヨロヨロと立ち上がった秋は、自分に視線が向けられている事に気付いたらしい。そのままピュッと更衣室に駆け込んで行き、すぐに他の奴らも連れてきた。3人足りないのは、まだバス酔いが治っていないからだろう。 それからこちらに近付いてきて、天使がセットしたパラソルの下に入った。かなり大きい物なのであと3人来ても大丈夫だろう。少し放っておくことにする。 「試合を続けるぞ。」
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