第1話

14/16
前へ
/16ページ
次へ
. ちゅ、と音がして唇が離れる。 恨みがましい目で見つめつつ告げる。 「はやく…っ!」 「なに、先もしたいって?」 「ちがう!!写真!!」 「はいはい、わかってるから」 画面を見せながら んじゃ仕方ないから消してやるよ、と告げつつ消去ボタンを押した。 はずだった。 「ふはっ!!消すわけねぇだろバァカ!」 なんで俺は忘れていたんだろう。 こいつは悪童だ。 なぜ素直に信じてしまったんだろう。 .
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加