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それでも口元が震えているのは自分でも理解していた。
いや、口元どころか全身が震えていた。
「ふはッ、震えちゃって」
かーわいいのな
耳元で囁かれぞくりと震え上がる。
その反応に気を良くしたのか乾いた笑いを溢し、耳をかぷりとくわえた。
「ッ、んく……っ」
「別に声抑えなくてもいいんだぜ?耳、気持ちいいんだろ」
「だ、れが…っ!やめ、はなっ…せ…ッ!」
抵抗を嘲笑うかのように唇が下に下がっていき、また、白い手が体を這っていく。
「ッ、ま…やめ…っ!!」
「やめない」
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