第1話

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. それでも口元が震えているのは自分でも理解していた。 いや、口元どころか全身が震えていた。 「ふはッ、震えちゃって」 かーわいいのな 耳元で囁かれぞくりと震え上がる。 その反応に気を良くしたのか乾いた笑いを溢し、耳をかぷりとくわえた。 「ッ、んく……っ」 「別に声抑えなくてもいいんだぜ?耳、気持ちいいんだろ」 「だ、れが…っ!やめ、はなっ…せ…ッ!」 抵抗を嘲笑うかのように唇が下に下がっていき、また、白い手が体を這っていく。 「ッ、ま…やめ…っ!!」 「やめない」 .
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