リスポーン

2/9
前へ
/87ページ
次へ
「フィク~フィク~」 誰かの声が聞こえる・・・。 俺を呼んでいる。 俺は死んだんじゃないのか? とにかく、起きてみよう。 「・・・ん・・ここは・・・?」 見渡す限り、真っ白な世界。 雪?いや、それも違うようだ。 俺の見たことの無い物質。 この空間は広くはない、大体六畳位かな。 その4隅には松明が置いてあった。 明かりは発達していないのだろうか。 「ようやく目覚めたか、フィクよ」 「・・・は!?」 目の前に何かが現れた! 何か、形容しがたい何かだ。 見た感じ・・・人? でも上半身白いし下半身黒いし・・・何だこいつ!? 顔に至っては・・・んーどこを見ているの? 前と後ろに顔がついているよ? だが不思議とこの人(?)を嫌いにはなれない。 むしろ好印象すら覚えた。 「アンタ、誰なんだ?」 「『シィ』・・・正体はいずれ分かるさ」 わかるかぁぁぁぁ!! こうなったら、徹底的に質問攻めして聞き出してやる!! 覚悟しろよシィ!
/87ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加