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「さぁさぁ、新たなる世界を作り出そう!」
「はいはい・・・・」
会ってから一回も俺の話聞いてねぇよコイツ・・・。
扉を出てから十数分歩いた。
シィはどこに向かっているんだろう。
「今から家を紹介してやる」
「家があるのか?」
「そりゃああるでしょ!?」
珍しい、シィが驚くとは。
「じゃん、ここだー!!」
シィが指差した先には、とても大きな四角形の焦げ茶色の何かがあった。
正面には木の扉がついている、鍵はかかっていないようだ。
「え・・これ何?家?」
「うむ、その名も『高野豆腐』だ」
「お前高野豆腐知ってんのか!?」
現実世界のものだぞ!?
「バカにするな、高野豆腐くらい知っている、何の細工もない真四角の家って意味だぞ?」
いや・・・食いもんだし。
「あ~で、このお家の特徴なんだけどー」
シィがにこにこしながら説明していると、家の裏から何か出てきた。
?「シュー」
「ん?何だコイツ、可愛いな!」
そこにいたのは緑色の動物だった。
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