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「いきなり柱から行くのもおかしいだろう？」
「そうか？」
かまどに火をつけ、ボックスの中にあった丸石を集めて焼き石を作りながら木材を作る。
「現実世界でもまずは土台からだろ」
シィは何故か俺より現実世界に詳しい。
焼きあがった焼き石をシィに渡して聞く。
「どんな家を作るの？」
「そうだなぁ・・・・ま、頭ん中ではできてる」
教えてはくれないのね。
「あーシィ、聞きたいことが一つあるんだけど」
「何だ？」
「あれ何？」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ！
家の近くにどでかい穴があるのだ、さっきから落ちそうで怖い。
「あー渓谷な、落ちないように『警告（渓谷）』しとくぜ」
うるさい・・・。
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