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「フィクー屋根のレンガが足りないぜ!」
「zzzz・・・・っは!今持ってく」
「お前今寝てなかっ――――」
「石レンガどうぞー(ニコッ」
「お、おぅ・・・」
あぶねぇ、暇だったからな・・・。
「シィ、さっき夢でさぁ・・・」
「やっぱ寝てたんかお前・・・でなんだ?」
――――――――――――――――。
俺は現実世界で自転車に乗っていた。
急がないとバイトに遅れてまた喫茶店の店長に怒られると。
ガシャン!
「痛ったぁ!」
石か何かにつまずいたのだろう、自転車ごと飛び上がり、思いっきり転んだ。
しかも人に見られてたぁー!恥ずかしぃぃぃぃ!
知らないおばちゃんだ・・パンチパーマで鼻にデカいほくろがついている。
おばちゃんが近づいて来た。
「あらぁーイタイイタイ、大丈夫ぅ?」
は・・・はずい・・おばちゃん大丈夫ぅ?とか言いながら半笑いだし!
いやぁぁぁぁ//
――――――――――――――――。
「って」
「あ、そうかい、聞くほどの内容じゃなかったな」
「よって今から!自転車転んだ時にアラーって言うの禁止ね!」
「お・・・おぅ・・・」
フィクしし条例第1条
・自転車で転んだ際、見かけたものは「アラー(略」という発言を半笑いで行うことを禁ずる。(尚、「あら・・・だ、大丈夫かおい?」半笑いではなく本気で心配してくれる場合は認める事とする)
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