現実

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「・・・っは!」 起きた時にはすでに朝。 まだ学校までには時間があったのが幸い。 「い、急がなきゃ!」 昨日帰ってから何もしていない。とりあえずシャワーを浴びよう! 30分ほどで終えて、登校の準備を済まし、一時間かけて自転車で高校に着いた。 キーンコーンカーンコーン・・・ 一日は過ぎてしまえば早い。 もう放課後だ。 「さてフィク君、就職先を決めなきゃね」 進路相談・・3年生になると必ずやらなくてはならない。 「・・・・?」 「どこがいいの?フィク君なら警備員とかいいんじゃない?」 自宅のか? 「じゃ、それで」 「待ってフィク君ちゃんと考えた?適当にきめたでしょう・・ダメですよちゃんと考えて決めないと」 「・・・そうします」 今日は保留、そういうことにして教室を出た。
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