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ハインドットは笑って言った。
消えた衝撃で煙が立ち込める。煙が晴れたと同時にラルクから笑顔が消えた。
そこにはもう一体のルーク。
「二駒連動か・・・さすがお前の妹だカミーナ」
「ありがとうございます」
笑顔でカミーナはそう言って安心したかのように笑顔をこぼす。
「な!そんなのありかよ」
ラルクがそう言うと、ニーナは姉とそっくり同じ笑顔で微笑んで言った。
「まだ終わりじゃないわ」
すう・・・と深呼吸をし、一言言った。
「クイーン」
羽の生えた巨大な女神がニーナの後ろから姿を現す。
「ほう・・・召喚できるのか、こりゃまた驚いた」
ハインドットはその神々しさに目を見開きながら笑う。カミーナは目を閉じて微笑んでいる
。
「キング!」
ラルクはそう叫ぶが、何もあらわれない。
「おわりね」
ニーナがポツリと言った直後、クイーンの腕が動き、クイーンの持つ巨大な剣が次々と何もかもを吹き飛ばしていった・・・
「まったく。これからが楽しみだな」
ハインドットは、悔しがるラルクとニーナを不敵に笑いながら見比べていた。
END
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