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地表は濃い霧で覆われている。さながら、五里霧中とはこのことだと思っていた。
そこに何かが現れた。巨大な何かが少しずつ動いている。もっと詳しく知ろうと考えて、そろりと近づいた。
突然、目の前に大きな山が現れた。しかも、少しずつ動いているのだ!
アルファは、茫然と動く山を見ていた。
その時頭に声無き言葉が響いた。
《どうしたのかね! 飛行族が地表に居るのは珍しい! ケガでもしたのかね? もしやアレが現れたのか?》
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