第1話

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自分の新しいクラスの二年五組に着き、自分の席を探すと窓側だったので少し得した気持ちになった。 みんな席に着席し終わって時間が少し経つと男の先生がやってきた。 そしてHRが始まると、昨夜理想の高校生活を考えていたら朝になっていたので深い眠りの底についてしまった。 「起きろ!HR終わっちまったぞ。」 朝日に起こされ、辺りの状況を確認するとみんな帰る準備をしているようだ。俺も帰る準備をして下校した。 「そういえば、お前に朗報があるぞ」 「なんだよ?」 「実は明日アメリカから帰国子女がやってくるそうだ。家の都合でアメリカに行ってけど今年帰ってくるんだって」 「‥‥‥えっ!?」 「それが本当なんだよ。しかも噂によると超美人らしい」「それが本当だとしたら素晴らしいぞ!」 「だろ。なかなか良い話だったろ」 その帰り俺はニヤニヤしながら帰った。道にいた子どもに笑われたがきにせずに。 家に帰ると俺の家の三個隣のところに引っ越し業者が来ていた。 一瞬さっきの帰国子女の子かとも思ったが、あり得ないと思いスルーした。 俺の家は四人家族なのだが父と母帰りが遅いため昼間は全くいない。だから家事は小さい頃からやっていたので得意だ。 あと下に妹がいるのだが私立の中学校の女子校に行き、寮生活をしているためあまり家に帰ってこない。 実質俺一人で暮らしている感じだ。
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