2人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ
ストーリー/No.1
小さな世界
その世界の中心に大きな時計塔がある
人々は針の止まった時計塔だとばかり思っている
だが、針は少しずつその“刻”を進めていた
誰も気が付かない程に……
その“刻”は世界が滅ぶ時間を示している
誰が何の為に それを造ったのかは知らない
だが、その時計塔には
それすら誰も知るよしもない秘密があった
大きな文字盤の裏には
もう1つ“刻”を進めている時計がある
滅びの“刻”を示す
一方
救済の“刻”を示すのだ…
3つの針が全て重なりあった“刻”
その小さな世界は
大きな“刻”の渦へと引き込まれていく
その中で小さな世界の小さな主人公が生まれる
3針は揃い
物語は始まる…
。
最初のコメントを投稿しよう!