『終幕』

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 罪状──『死亡事故誘発』としよう。  現状──〝後〟ろからやって来た〝悔〟いが刺した杭が心に脳に食い込んだまま早十年。  〝未〟だに〝来〟ないのは輝かしい今。  〝予〟め〝言〟ったノストラダムスの虚言。  〝絶〟たれた〝望〟みは〝暗〟い〝中〟に。  二〝人〟で過ごした夏夜が〝夢〟なら儚さ倍増。 〝現〟れた〝実〟の〝味〟を勘で噛んで噛み締めて神絞めたい。  〝運〟ばれて行く〝命〟にさよならを告げられなかった。  百合籠(ゆりかご)に眠れる彼女への、言い知れぬ感情とは……。 大嘘(フィクション)でしかなかった希望。  そんな希 (フィクション)に向かう行 (アクション)に掛けた情 (パッション)は、(ラヴ)と滅 (デストロイ)への渇望が混ざり合っていた《コンフュージョン》。 | 1999年の7の月 天から恐怖の大王が降って来る アンゴルモアの大王を甦らせ その前後の期間 マルス(火星)は幸福の名の下に君臨するだろ う。 『予言集』X─72 より ※百合の花言葉……純潔・無垢など。
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