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「刀についてるんだって~。
刀は刀自身が認めたものしか抜けなくて、私たちはそれをクリアしたみたい~」
マジかよ。
そんな設定ってほんとにあるんだ。
「じゃあこいつ等が見えるのは私と夜月だけなの?」
『いや?
主が望めばこの刀に触れた者は見えるで』
うーん、分かんないことが有りすぎる……。
「日向?
刀はそれで決まったの?」
「うっわ、びっくりした!
えと、うん。……これにする! 夜月は?」
「私もこれにします~」
「分かった。
一くん、決まったって」
その後、さくっと刀を買うと、お店の人からはやっぱりこの刀が妖刀であることを告げられ、セットの脇差をもらった。
あとこの二振りの刀は四神をモデルにしてて私と夜月のが対になっていることも聞いた。
……思ったよりいろいろあったな。
妖刀と聞いて総司たちは買うのを躊躇っていたけど、横で妖精が煩いから何とか説得した。
『アイツ失礼やで!
姿も見えてへんくせして!!』
(あれ上司だから。
逆らったらすぐさまあの世行きになるからやめてね)
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