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俺には興味がないお人だよ、ろくな話じゃないさ」
「葉月様!」
「美雨、ごめんないつも迷惑かけて」
美雨は、はぁと溜息をついて詰め
寄っていた葉月から離れた。
「わかりましたわ、帝には葉月様
は夜の散歩に出かけて、宮殿には
お見えにならなかった、そう伝えておきます。」
「悪いな」
「悪いと思われるなら、この私の
事も、少しはお考え下さい。いつ
もいつも‥帝に嘘をつく私の身に
も‥」
「悪いと思ってるよ!それにいつ
も感謝してる。」
「帝のお耳に入る前に、夜のお散歩に行ってきてください。嘘を付くのは心苦しいですから‥」
「あぁ、そうだな、雷? 」
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