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「……っっ!? ぐぅ……あぁぐ……っっ!!」
「!」
「婆様!?」
一瞬空気が震えたのと、突然フリュールが胸を押さえて苦しみだしたのは、ほぼ同時だった。
青年は空気の震えに、クーは祖母の異変にそれぞれ反応し、青年は傍らに置いた剣を取り上げて外へ通じる引き戸へと向かう。
「婆様!! 婆様!! ……っ…おばあちゃん!!」
「……、…………っ」
クーの声に、青年は引き戸の前で一瞬止まるが、二人の姿を、涙目になって祖母を呼ぶ彼女とうずくまって苦しむフリュールを見て唇を噛み、勢いよく戸を開いて外へと飛び出していった。
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