ある日…

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「なんで、 そんな事言うんだ!そんな事言っちゃ駄目だ!!」 「えっ……?」 「簡単に…死んだりなんかしちゃ駄目だ!!」 「……」 「死にたいなんて言っちゃ駄目だ!!」 … この人、 なんでこんなに優しいの? そんな事言われたら私― ドキッ ? …さっきから何なんだろう。 すごくドキドキ言ってる 「あっ…あの―」 「あ…はい?」 「さっき叩いてごめんね‥痛くない?あと…怪我はない??」 「はっ…はい!!」 やっぱりとても優しくて温かい あっそういえば名前は何ていうんだろう… 「…」 「……」 『あっあの!!』 二人の声がハモった 「えっ…」 「あっ……」 なんとなく気まずかった 「あっ…どうぞ。 」 「えっ…あっ…いや…そちらこそ」 「…えーっと」 気まずくなってきた なんか…やばいなぁ 「名前…何ていうの?」 「えっ?」 私が聞こうとした事と同じだ そりゃぁ…ハモるよね? って聞かれたんだから答えないとやん
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