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カカシも社長の車に同乗し、社長の計らいでマナミとカカシは喫茶店で降ろしてもらった。
コーヒーを飲む二人。
マナミ
「あんた、急に飛び出してきて危ないじゃない。死ぬ気だったの?」
カカシ
「うーん、半分ハズレで半分正解かな」
マナミ
「ホント、バカじゃないの!せめて違う車に飛び出してよ!」
カカシ
「おいおい、そんな言い方はねーんじゃないの?まぁ、悪かったよ。イケメン彼氏とのデートの邪魔しちまって」
マナミ
「いいの。それに彼氏じゃないよ。ウチの会社の社長さん」
カカシ
「社長?」
マナミ
「そう、万陀羅(まんだら)出版の社長、万陀羅径壱(けいいち)さん。私、大手出版社で働いてるんだよ。スゴいでしょ?控えおろー」
カカシ
「どうせ、お茶くみ係だろ?」
マナミ
「ちょ…バカにしないでよ!そういうあんたは何やってんの?もちろん、我が文芸部の副部長さんだから、さぞかし、お偉い役所なんでしょうね?」
カカシ
「あ、あ、当たり前だろ!今は立派な自宅警備隊隊長だよ!吉田さおりとタイマン張れるぐらいよ。目からビームや涙ぐらい出せるんだから」
マナミ
「え、それって、つまり、ニート?」
カカシ
「えっへん!スゴイだろ~。ハハハ」
マナミ
「何威張ってんのよ、このバカカシ!」
どこからか取り出したハリセンでカカシの頭を叩くマナミ。
カカシ
「痛い痛い、何でお前がキレてんだよ。一応、怪我人なんだぞ」
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