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あ、どうも
僕は影宮 白夜。"びゃくや"じゃなくて"はくや"といいます
名は体を表すといいますが……正しく僕はそうですね
僕、本当に影が薄いんです
すぐ近くにいるのに探されたり、目の前にいるのに気付いてもらえなかったり……
まぁ気づいてもらえることの方が稀ですね
現に近所に住んでいる殴りたくなr……ゴホンムカつくくらいのイケメン君、神原 優輝-コノハラ ユウキ-は直ぐ後ろを歩いている僕に気付いていません
キーン……
あれ?何でしょうこの音……足元から聞こえて……
「っ!?なんですかこれ!?」
足元には半径5mくらいのケータイ小説に出てきそうな大きな魔法陣がありました
その中心にいるのは神原さん
僕もですが動けないみたいです
あぁ、これは……
「巻き込まれましたね……っというか」
大きく息を吸い一言叫ぶ
「こんな影薄い奴が巻き込まれとか、誰得ですかーーー!!!?」
叫びと共に僕と神原さんの姿は消えた
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