3話

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体が痛い 俺はベッドからずり落ちようにして寝ていたみたいだ 頬をさすりながら立ち上がる 寝起きだからか足元が覚束ない その為ふらつきながら寝室から出た ふわぁ、と欠伸をして頭を掻く 昨日は俺何してたんだっけ? 確か ………思い出した。そうだった あのピンポンダッシュ野郎 次は絶対に締める 机に置かれた黒い箱を見る それは光を反射せずに 暗闇がそこにあるように見える 怖い それを見るたびに思う それを開けてはいけない そんな気がするんだ その箱をただ眺め 袋から取り出した食パンをかじる トーストにすれば良かった 俺がそのままの食パンが苦手なのを忘れていた 冷蔵庫からコーヒーを取り出しコップに注ぐ ………牛乳がない クソッ と吐き捨て食パンの入った口にコーヒーを流し込んだ
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