~第1話~

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報告も済み、さて帰ろうかと墓石を上から下へと眺める。そういえば数ヶ月ぶりに来たっていうのに、うちの墓は綺麗に磨かれてて、雑草もほとんど見当たらない。 察した快里が柔らかく微笑む。 快里「言っただろ?たくさんの男がここで泣いたって」 凛「まさか…“あいつら”が?」 こくりと頷く。 感動で目の奥も胸も熱くなった。 (マジで良い奴ら) 凛「行こーぜ。誰か来たら気まずい」 こんな涙声じゃバカにされちまうし。 合格したこと、 あいつらにも教えたかったな。 …なんつって
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