~第1話~

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凛「じゃあ快里んちに住む」 ふてくされて口を尖らせた。 快里は宙に視線を泳がすと、途端にマジ顔になる。 快里「襲うぞ」 オレはギョッとした。 男に何言ってんだ。 冗談だとわかっていても心臓に悪い。 凛「…なにそれ、うけるー」 オレのも冗談だし。 そう言っても快里は強張った顔の筋肉を緩めてはくれない。 ーー変な空気。 冗談って言ったじゃん。 快里「…なーんてな」 快里は笑っていた。 オレは目をパチクリさせて快里を見上げた。そのとき、ぐいっと顔を近付けられる。 快里「…本気にした?」 すぐ目の前に整った快里の顔。 ぶわっと熱くなるオレの顔。 凛「…すっかよ、バーカ!」 ムカついて快里の長い脚を軽く蹴った。痛がるどころか笑顔を絶やさない。それがまた腹立つ。 というか、恥ずかしいじゃん。 冗談を受け流せなかったことが悔しい。
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