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「まだ怒ってンの?」
「当たり前ですよ。」
「見てたの井上だろ~?俺見られてた立場なんだぜ!?」
「もうっ、見てませんてば///…。」
放課後の図書室。
何故だか謎だけど伊藤龍之介。
謎というか……。
図書室までついてこられた。
「勉強しないんですか?せっかく図書室に来たのに。」
「俺は本を読みに来ただけ。」
そう言うと席をたって鼻歌を歌い始める。その人
全くと言っていいほど彼と図書室の雰囲気は真逆でかなりのミスマッチ。
彼の友達の綾瀬くんはあんなにも図書室の雰囲気とあっているのに……
この人は、何でこんなにあわないの?
「いつ、カフェ連れてってくれんの?」
穏やかに話しかけてくる彼を見て思い出した。
「…確かに、そんな約束しましたね。」
「なに、忘れてたの?」
「いえ……そういう訳じゃないんですけど。」
いえ…本当はそういう訳だったんですけどw
なーんてことは死んで口が避けても言えない。
「3日後に駅前のカフェで3時待ち合わせってどうですか?」
「何で3日後?」
「その日は学校が午前で終わるんですよ。」
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