教室の彼

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「突っ立ってないで早く座りなさい。」 不思議な感覚に襲われながらも私は椅子に座った。 入れたてのコーヒーの良い匂いが私の鼻をくすぐる。 「せっかくの休みなんだから朝ごはんなんて作らなくてよかったのに。」 ティーカップをてにとってコーヒーをすすった。 「何言ってるの、いつもつくりおきのご飯をチンして食べてるんだから温かいごはんもたまにはいいじゃない?」 「…まあね。」 朝からなんだかいつもの生活空間と違っていた。 今日は…なんだか いつもと違うことがおきそうな気がする…。 ・
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