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「井上、ちょっと。」
授業が終わると同時に滝浪先生に呼ばれる。
「あ…ハイ。」
無言で私は教室から出て滝浪先生のあとをついていった。
………………
…………
……
「先生、何ですか?」
午前授業の今日は4限が終わると帰り始める。
職員室なんかじゃなくて私と滝浪先生がいる場所は図書室の前だった。
「お前、本当に伊藤連れてくるなんて凄い奴だなあ。」
ああ。その話か。
「本当に苦労しました。」
素直に、正直に述べた。
「慶帝の推薦の約束は来年にちゃんと果たすよ、」
「ありがとうございます。」
ペコっと頭を下げた。
伊藤龍之介1人に慶帝の推薦なんて
前々から思ってたけどやっぱそんなのおかしい。
でも、言っても教えてくれなかったし余分なことは詮索するなってこと?
、
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