教室の彼

6/20

4人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
「えッ、そうなんですか?」 「おう。散々追いかけまわされた覚えがあるもん。」 「おう、俺散々追いかけまわした覚えあるもん。」 「…って、話に入ってくるなって。」 ハッと思い見上げるとそこには先生が立ってた。 「先生…去年、さぞかしこの人のせいで疲れたでしょう?」 「お、井上わかってくれるか?」 「はい、もちろんですッ。」 「おい、井上。お前こいつの肩もつのか?」 「お前は教師のことをこいつ呼ばわりすんな。」 ぽこッっと頭を叩かれて伊藤龍之介はイッテとつぶやいた。 ・
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加