心の声

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今日は珍しく学校に向かう途中に、伊藤くんを見たわ。 今日は多分、学校に来るはずよ。 それだけ。あの子が保健室にきたら教えるわね。 ……… 私は携帯の画面を凝視したまま立ち尽くしてしまう。 今日…伊藤龍之介が来るんだ。 「…井上?」 電車が来たのにホームから電車に乗ろうとしない私を綾瀬くんは不思議がった様子で見る。 「あ…今乗るね。」 私は無理に笑顔をつくって急いで電車に乗った。 ・
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