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「その上目使いは反則なんですけど。」
伊藤龍之介は私の眼鏡を奪いとって眼鏡を裏ポケットに隠してしまった。
「ちょっ、見えないの知ってるくせ酷いじゃないですか!!」
私は手探りで彼の体を触って眼鏡を探す。待って、本当に私の眼鏡、どこに行っちゃったの??
「公衆の面前の前で俺の体にベトベト触りまくってまるで変態だ。」
笑いながら言う伊藤龍之介をバシッとたたく。
「意地悪っ!!」
私だってそんな好きでべたべた触ってるわけじゃあないんですけど!?
「俺、意地悪だもん。」
「開き直らないで下さいよっ!!」
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