16人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
彼は口を開いてゆっくりしゃべりだした。
「…俺、1年の頃から、井上先輩のこと気になってて
いきなり付き合ってくださいなんて言えないけど
メアドだけでも教えてもらえませんか?」
金髪ってところからなんかこのひと…
普通じゃない気がする。
「すいません…あの、付き合ってる人いるんで……。」
「あ、そうなんすか…知らなくてすいません、
でも……アドレスだけでも……ダメですか?」
こんな経験ないから、どうしていいかわからない……。
早く帰ってほしい……。
ここに龍之介がきたら絶対危ないもん。
「じゃあ…アドレスくらいなら……。」
そう言って私はその人とアドレスを交換した。
名まえは佐野雄太……、
うちの高校の2年生。
・
最初のコメントを投稿しよう!