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「…佐野くん?」
暗い駐車場で心細くて声が小さくなっていく。
何で駐車場なんかに呼びだすのかな、
もっと早く私がメールをすればよかったのかも……。
スカートの裾を握りしめて下唇をかんだ。
ガバっ!!!!
誰かに背後から抱き締められて口を手でふさがれる。
「んんんっ!!」
うまく声にならない叫び声が暗い駐車場に静かに消えてった。
「黙れ、静かにしろ。」
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