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夜の海
「坊ちゃま、つきました。」
ちょうど話に区切りがつく頃、吉野さんは車を海の港へ止めた。
目の前には大きな大きな豪華客船。
まるでタイタニック号か?!!
ってぐらいの迫力と衝撃を与えてくれる。
…まあ、あんまりタイタニック号のことなんて知らないけど。
わかりやすい例えになるかなみたいな?
「意外と着くのが早かったな、吉野。」
「今年は平日でしたので道があまり混まずにすみました。」
龍之介はドアを開けて外に出ると私のほうまで回ってドアを開けてくれた。
「御降りの際、足元にご注意下さい。どうぞお姫様?」
ばっ、馬鹿!!
かなり恥ずかしいから!!
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