17人が本棚に入れています
本棚に追加
ニコニコ微笑む龍之介をチラッと見て足を地面におろした。
この季節の昼下がりは、紫外線が強く太陽が眩しい。
私が車をおりた数十秒後、吉野さんが運転する某高級車は勢いよくどこかへ走り去っていった。
そう遠くない目の前の豪華客席を見上げて息をのむ。
私…人生でこんなリッチな船と 関わりがあるかもなんて想像すらしてなかった…。
「何ぼーっと見てんだよ。」
龍之介のその一言で結構現実に連れ戻された。
、
最初のコメントを投稿しよう!