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あの血の気が多くて喧嘩っぱやい龍之介のことだ。
例え親友だろうと決してさっきの綾瀬くんの意見が外れているとは限らない。
想像してみるとなんだか身の毛がよだつというか……
鳥肌が全身にたったのを感じた。
「分かった、1人で話してくるね。」
そう言うと綾瀬くんは満足そうに頷いた。
私は一体どれだけ綾瀬くんに迷惑をかけているのやら……。
なんだか自分がとってもとってもとっても情けなくなってくる。
「おう、外で待ってる。」
たったその一言でも本当に優しさが詰まってる。
「綾瀬くん、」
「ん?」
私は、感謝の思いを込めて綾瀬くんまで声を発した。
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