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都会の空って何でこんなに狭く感じるのかな…ー。
高い高層ビルが立ち並ぶ都会は、地上から見る空がとっても狭い。
「何考えてんだ?」
「なんでもない…。」
龍之介は顔を少ししかめると、ふーん。と小さく呟いてエレベーターの中へと私の手をぐいぐい引っ張った。
「誕生日は?」
「…4月…。」
「は!?過ぎてんじゃん!何で言わないわけ?」
不覚にも18の誕生日を忘れていたなんて
つい最近、学生手帳を見て思い出したなんて恥ずかしい。
「私も最近、思い出したの…。」
「自分の誕生日、忘れてたわけ?」
「…まぁ…うん。」
、
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